活着は3本となりました:さくらんぼ花芽付き2年枝の居接ぎ

2月22日にナポレオン、高砂、紅さやかの花芽付き2年枝を

下の畑のコルト台に居接ぎしました。



長い穂木では50cm近くの長さがあり、

今までの居接ぎ経験の中では2,3倍くらい長い穂木でした。



今日現在の様子では、

接ぎ木に成功した穂木が3本

(ナポレオン2本、高砂1本)と判断しました。



最初に芽動きが見られた「ナポレオン1」には、

受粉作業が不十分ながら3,4果の結実が見て取れます。

1napo0506c1

庭先のさくらんぼと同じ様に受粉作業が出来ましたら、

しっかりした結実も可能だったと反省しています。



この「ナポレオン2」の方が良い花が咲いていましたが、

留守がちの時期で更に受粉が出来ませんでした。

2napo0506c1

上部に1果のみ結実が見られます。



芽動きが無いままの花芽も残っていますが、

一応この穂木も活着したものと判断しました。

takasago0506c1

3,4果の結実も確認出来ています。




残りそうな幼果は3,4果くらいと見ています。

立派な花芽が沢山付いていたので、

しっかり受粉が出来ていたらと・・勿体ない事をしました。

1napo0506c2



穂木を提供して下さったS.F.Takaさんによりますと、

花芽付き2年枝の細い穂木の採取は

意外と難しいとのことでした。



通常、2年枝となりますと太くしっかりした枝になってしまうようです。

今回の活着枝と失敗枝を見比べますと、

「紅さやか」はナポレオンの2倍近い太さです。



更に、活着した「高砂」は失敗した高砂より明らかに細い穂木でした。




今回、試みでは、

”接ぎ木したその年にさくらんぼを収穫する”

そして

その苗は、”来年収穫株として利用する”

を目標にしてきましたが、

完璧ではないですが当初の計画がほぼ達成されたものと思います。




来年も別品種での試みを予定していますが、

細目の穂木確保が課題となりそうです。



成功しました3本の居接ぎ苗は、

来年の即戦力株として活用する予定です。





・・




この記事へのコメント

S.F.Taka
2011年05月06日 17:32
難しい作業と管理出会っただろうと思います。

遠く離れた場所で、ついこの間までウチにあった花芽が開花して結実するのは不思議な感じがします。
画像でも大きさの割に実があるので、不思議ですね。何だかあり得ないものを見ているような感じです。
この成功例は来シーズンは、即戦力となることでしょう!

さて、今回の実験では花芽着きの細い穂木出ないと失敗することがわかったということですね。
来シーズンはなるべくそういう物を探してみますが、紅秀峰や佐藤錦の場合ではさらに太くなるような気がします。

それにしても冗談から駒の実験でしたが、成功はしおさんの技術力の高さによるものだと思います。私ももっと精進します。
Shimada
2011年05月06日 17:47
花芽付き2年穂木を接ぐと、(成功したら)、
当年中に結実するのですね。
こういう話も聞いて初知り。
私は、来年接木練習元年、
現在台木4本育成中です。
勿論青葉台木ですが、4本中1本接げたら及第でしょうか?
しお>S.F.Takaさん
2011年05月06日 18:29
苗作りは、接ぎ木から2,3年後の開花結実が定説であろうと思います。それが、当年で結実してしまい更に苗は翌年も結実する・・かも知れない。
実際、目の当たりにしますと信じがたい光景ですね(^_^)。これも、S.F.Takaさんの良い素材”花芽付き2年枝”が有って初めて実現できるものだと思います。
楽しい試みのご提供に感謝しております。
太い穂木には太い台木が必要なんだと感じます。
まだまだ、改良の余地がありますね。
今後とも、ご助言・ご指導を宜しくお願いします。
しお>Shimadaさん
2011年05月06日 18:33
この花芽付き2年枝を入手するのが高いハードルですね。
素人の桜桃栽培ではなかなか経験できない接ぎ木だと思います。

Shimadaさんも接ぎ木を始めますか。
5割の成功確率はクリアー出来ると思います。楽しんで下さい。
日本一の果実
2011年05月06日 21:10
活着おめでとうございます。
それに数果ではありますが収穫に至れそうで何よりです。
まずはこのアイデアが素晴らしいと思います。
それにそれを成功させられるしおさんの接木技術も素晴らしいです。
どれも知識・経験豊富なしおさんで出来ることでありましてなかなか真似も出来ません。
来年は確実に収穫と導けますね。
私も今年、桜桃の接木は大変勉強させて頂きました。
しおさんから戴きました穂木の居接木の失敗が目立ちました。気合十分でしたが申し訳無い結果となりました。まだまだです。
Takaさんの穂木は偶然にも100%活着しました。
この差の違いが今年の収穫となりました。
全く同じ接木方法ですが、ある一つの要因に気付きました。来年は軌道修正します。
来年は70~80本の居接ぎをする予定でおりますが、接木の真価が問われそうです。
なかなかしおさん以上のアイデアも出そうにありませんです。
しお>日本一の果実さん
2011年05月06日 21:36
ありがとうございます。
面白い試みでして、良い素材に恵まれたことで十分楽しむことが出来ました。接ぎ木も工夫次第で色々な展開があることを改めて知る機会となりました。

私も色々な果樹の穂木を無駄使いしてしまい、ご提供者さんに申し訳ない思いです。
また、時期になりましたら送付の手配をしますのでご連絡下さい。
来年は、接木三昧の春先になりそうですね。
うっくん
2011年05月06日 23:25
おめでとうございます。
あんなに多くの花芽・葉芽がついた2年枝でも活着してしまうものなんですか~。びっくりしました。穂木さえ入手できれば緊急の受粉木対策にも使えるし、何よりも当年で結実が見込めるのは、うれしいですよね。
しお>うっくんさん
2011年05月07日 06:36
ありがとうございます。
面白い試みでしたが、今後の可能性が少し提示できたように思いますね。
うっくんさんの接ぎ穂も上手く行ったと思いますが、今後も色々挑戦したいですね。