3本の佐藤錦で定点観測③+α:S.F.Takaさんの桜桃栽培30

山形でも雨降りの中草刈りを行ったS.F.Takaさんから

定点観測データや長果枝年枝の画像などが届きました。

この雨で生理落果も進み、実の肥大も加速するようです。



大雨で何も出来ずに

家の中でくすぶっていましたので、

有り難い画像のご提供でした。

ウチのさくらんぼ置き場の桜桃は吹きつける豪雨で

びしょ濡れ状態です。



さて、3本の佐藤錦の定点観測です。

”いち、しお、にい”の背景は5/16の記事をご参照下さい。




いち15年生青葉台佐藤錦

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しお8年生千島桜台佐藤錦

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にい22年生酸果桜桃台佐藤錦

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やはり実止まりの良さは、樹齢に相応している様に見えます。

それにしましても15年生佐藤錦の実成は

優秀ですね。肥大も良好です。



以前、お電話でも聞いた事ですが、

私が注目していた細目の幼果は、

S.F.Takaさんが仰っていたように生理落果組だった様で、

黄色く萎びてきましたね。



私のお気に入り樹形の8年生佐藤錦の

残り果が画像中では名前テープの箇所だけになりそうです。

少し残念な気もします(^_^)。




話は変わって、

「月山錦」です。



1には「バウティ」の処理で花数が倍加していましたが、

結実は無処置の2と同じくらいの数となった様です。

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バウンティ処理で花数は増えたものの、

雌しべのない花などが見られたようです。



月山錦の結実には、

元気の良いしっかりした花を咲かせる事も必要条件のようです。

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やはりS.F.Takaさんは大したものです。



ウチの月山錦は結果として、

全て生理落果してしまいました。



落果前の細い幼果はザッと数えても

20個くらいは付いていましたが、

”さあっ、落ちるぞ!”と言わんばかりの

萎びた幼果でした(^_^)。




長果枝栽培が特徴のS.F.Takaさんの桜桃栽培ですが、

そのプロが理想的と見た枝がこれです。

(クリックで拡大します)

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この一枝で、我が家の結実全数を軽く突破しそうです。

こんな枝を実際に見たい気もしますが、

今年はダメそうな・・。



こちらは1,2,3年年枝のそろい踏みです。

実付き状況が変化していく様子が良く分かります。

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こんな枝作りが出来る場所と素材が必要です(^_^;)。




S.F.Taka様、雨中のお仕事お疲れ様でした。



流石の画像に、いつもながらうっとりです。

まだ雨除けテントは展張していないようですね。

色付きが始まる頃に展張ですかね。




我が家にも2,3粒結実の「絢のひとみ」がありますが、

この樹の実付きは良好です。

良い感じで肥大しています。

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@写真画像および情報は、S.F.Takaさんご提供です。




この記事へのコメント

日本一の果実
2011年05月29日 18:00
桜桃も若木の方が生理落下が多いのでしょうか。
ただ家ではそれ以前の問題がありますので、その傾向も把握しにくい状況ではあります。
3年枝1本で凄い収量になりますね。
1年枝毎に増えて行く姿は良く分ります。
これがS.F.Takaさんが訴えたいことなのですね。
実付きの月山錦もお見事です。
この細い果柄にあの大きな実を付けるのは不思議なくらいです。
Shimada
2011年05月29日 20:12
まぁ、何と言いますか・・、
プロ中のプロの技は凄い、
と云うより、サクランボ芸術を感じますね。
何ですか?、この3年枝の実数、信じられない。
桜桃は、パラパラ生るものと思ってました。
2011年05月29日 20:40
若木と成木の違いですが、結局単に成熟度が違っていて、生殖成長と栄養成長のバランスが違うのだと思います。もっと簡単に言えば花芽の成熟が違うとか。
短果枝に着果しやすい品種ではあまり関係ないのでしょうが、佐藤錦の場合はそのバランスが上手く釣り合うところの範囲が狭いのでないでしょうか?
一般に枝の先端が20センチ程度伸びるのがいいと言われているようですが、その場合、確かに短果枝に結果しやすいような気がします。ただ3Lを狙う場合はそれでは出来ませんね。
結果枝先端から新梢が40センチ程度伸びるところに3L,4Lは着きますし、その仮想には結果数も多いです。
となると、常識として言われていた樹勢の強さよりももっと強く育成して、しかも生殖成長が栄養成長に負けない程度の強さが理想的だと思うのです。
そのバランスが佐藤錦の場合は難しいように思います。
ナポレオンや紅秀峰などのように短果枝にも良く結果する品種はそう難しい栽培ではないと思います。
しお>日本一の果実さん
2011年05月29日 22:04
桜桃の結実数が年々増加する傾向は素人栽培でもよく経験しますよね。このことはS.F.Takaさんのコメントに書かれた事を反映していると思いました。
若木も経年的に熟度の高い花芽が付くようになり、生理落果してしまう数も少なくなるのではと・・。
しお>Shimadaさん
2011年05月29日 22:07
仰る通りですね、一種の芸術だと感じますね。
これから色つけの段階の絵画をもう少しで鑑賞できそうです。
しお>S.F.Takaさん
2011年05月29日 22:20
追加のコメント、ありがとうございます。
長梢栽培への理解を深める意味で、分かり易い内容で助かります。
素人には難しめの品種でも、S.F.Takaさんの考える栽培理論を実践して実らせてみたいと思っています。今後も、ますますのレクチャーをお願いしたいところです。素人ほど欲張りです(^_^)。

日本一の果実
2011年05月30日 07:01
S.F.Taka様
非常に分り易いコメント有難うございます。
桜桃の一生も長いものがります。
成長に向かっている時は花や実はそっちのけかもしれません。
桜桃もどこかで成長→生殖に転換する時期があると思います。
根の成長に起因するかもしれませんが、これがいつなのか素人では読めない部分ではあります。
桜桃もそこに植えられた環境を把握しつつ成長するのでしょうね。
真っ赤で、そしてたわわに実った本物の桜桃に期待しております。
いすい
2011年05月31日 11:29
流石ですね。見惚れてしまいます!鉢植えでコンパクト仕立てでも、このような事が出来るのでしょうかね?もちろんサイズを縮めて。やっぱり枝の長さが必要なんでしょうかね。
しお>いすいさん
2011年05月31日 14:42
鉢植えでも可能と思いますが、樹海仕立てのようなコンパクト樹形とはならないですね。横への枝張りが広いのでそれなりの広い鉢置き場が必要になりますね。