高砂も開花して:さくらんぼ花芽付き2年枝の居接ぎ
前回は、高砂に芽動きが始まった事をレポートしましたが、
今日見ますと開花していました。
葉芽も伸び出していますので全体のバランスは良さそうです。
完全に停止した芽は無さそうで、
花梗(花柄)がやや短い感じで開花しています。
しかし、もう一本の「高砂-2」は、
見ての通りでして目立った芽動きは無さそうです。
画像はありませんが、
「紅さやか」の2本はほとんど望み薄な感じとなっています。
さて、先行しています「ナポレオン」は、
見た目は順調そうです。
一番手のナポー1は、短めでした花梗もやや盛り返した様子で、
特にケチを付ける必要も無さそうです。
葉芽の伸びもいい感じです。
しかし、全く動かない芽も1つ見られています(中央上部)。
このナポー1で結実が確認出来ました。
生理落果するかも知れませんが上出来な結実だと思います。
足繁く通って受粉してやれば良かったのですが、
体調不良時期との重なりは残念なところです。
葉芽の伸びや花梗の長さが比較的良好な
ナポ-2の居接ぎ自体は上手く行きそうな感じです。
角度を変えて・・・
順調そうなナポ-2ですが、全く動かない短果枝が1つ見られます。
一応、穂木を隈無く見ていますが、
他に不動芽は見つかっていません。
穂木を提供して下さいましたS.F.Takaさんのお話では、
紅さやかの2年枝部分は成長が良すぎて、
ナポレオンや高砂のようなホッソリ2年枝は見つからず、
今回は太めの穂木となってしまった様です。
その太さが台木の太さとの兼ね合いで、
過負荷となっている様に思います。
最も肝心な接ぎ木技術の向上は言うまでもないところですが・・・。
接ぎ木全般では、
来年の居接ぎや高接ぎの多くは、包帯巻きで保湿袋を止めてみようかと・・・
考えたりしています。
・・
この記事へのコメント
ナポ①では結実していますが、小さな実でしょうね。この画像の結実具合ですと生理落果はないと思います。
どちらのナポレオンも2年枝接ぎ木としては生着していますので、来年は完全な実を採る2年枝接ぎ木を目標にしましょう!
高砂も活きましたね。
やはり太すぎる穂木は駄目のようですね。。。
2年枝で適当な太さのものは案外難しいんですよ、、、
高砂も1本は確保出来そうですね。
大きいな樹からの2年枝の細め穂木採取は、相当に難しいことはあのさくらんぼ園の様子を見ますと納得です。
2年枝もこれで行けることが分りました。
今年4年枝くらいに接いだものも何とか行けました。
接木も台木・接ぎ穂の両方の状態がありますので、双方最高の条件に持って行くのも大変です。
(桜桃の挿木、まだ何とか踏ん張っております。)
高接ぎですと台木は結構経年した枝もありますね。しかし、穂木の経年枝は難易度が異なる事を実感しました(^_^)。
そうですか、頑張ってますね。ウチの挿木はほとんどダメな様です。