さくらんぼの夏剪定:S.F.Takaさんの桜桃栽培⑫

梅雨明け後は暑い日が続いていますが、

山形のTakaさんから夏剪定の事例レポートが届きました。

剪定ばさみでは切れない太枝を対象にした剪定報告です。



ノコギリやチェーンソーを用いての枝払いのような感じです。



まずは、剪定したサクランボの処置前全景になります。

P80100c2

樹高は不明ですが脚立位置から推測して、

4m前後でしょうか。



”サクラ切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿”

の例えのように下手な剪定は枯れ込みの一要因として

慎重な栽培家が多い「桜桃の剪定」ですが、

本場の剪定はダイナミックかつ失敗がありません。



今回の剪定は樹冠部を切り取り下枝への陽射しを改善・・・

と言った処置でしょうか。



対象樹冠部のアップ写真です。

P80100c3

矢印が切断位置となります。




ポイントは残る枝や幹に余分な突起を残さない。

枝ギリギリに切り詰めています。

P80100c4

これが枯れ込みを起こさない処理法のようです。




この写真は、

今年の3月にS.F.Takaさんが行った剪定の切り口をアップしています。

切り口に保護材を塗布したわけではないですが、

枯れ込みは全くなくカルスの盛り上がりが確認できます。

P80100c1

残り枝のギリギリまで切り詰めています。



一枚目の写真を対照に見ますと、

樹冠部がスッキリした事が良く分かります。

P80100c5



酷暑の中での作業となり、

この日はこの樹一本で退散したようです。




S.F.Takaさん、お疲れ様でした。




@デジカメ画像・情報のご提供はS.F.Takaさんです。



この記事へのコメント

日本一の果実
2010年08月02日 21:29
この時期に剪定なのですね。
意外でした。
特に一番暑い時期は負担をかけますので控えるのかと思っておりました。
プロは一味違いますね。
2010年08月02日 22:08
さくらんぼの剪定はいつやって悪いことはありませんが、どこを切るかで時期が決まります。
結果枝や鋏で切られるところは休眠期に限られます。
絶対に鋏で切られない大枝は、いつでも大丈夫です。

夏に結果枝やそういう細い枝を切ると、そこの部分に「葉」が足りなくなり、結果として「葉」枚数を確保するために樹は枝を伸ばして新梢を作り、そのためにいつまでも新梢の伸びが止まらないことになり、来春の花芽が少なくなったり、変に樹が反発して、秋ごろに花が咲いたりします。

樹形改善で大枝を切るのはいつでもいいんですが、この時期ですと日陰になるところがはっきりわかりますし、収穫に邪魔なところなどが記憶に新しいのでいいと思います。

脚立の上でチェーンソーを操るのも結構危ない時もあるんですがねぇ~
しお>日本一の果実さん
2010年08月03日 06:53
素人栽培の常識と思っていたことがプロの実際とは大きく違っていることに驚きますね。
私も大いに勉強になりました。
しお>S.F.Takaさん
2010年08月03日 06:58
良い事例報告をありがとうございます。
狭い場所での鉢を寄せ集めて栽培していますと、樹冠部が日陰をつくり良くないのは分かっていましたが、この方法で樹形改善のヒントを頂けたように思います。

脚立の上でのチェーンソー作業は、十分気を付けて下さいね。
いすい
2010年08月04日 19:12
凄いですね~!なんか勿体ないような気がします・・。端の方ならともかく、上部をなんですね~!プロは凄い!家のは、陽射しが強くて葉の色が薄く変色しかかりましたので北側の直射日光が当たらないところに引越しさせましたが・・。棒苗で新梢が出たばかりですので。
しお>いすいさん
2010年08月04日 21:20
猛烈な暑さで葉も焼けますね。新梢にはこのところの陽射しはきついでしょうね。引っ越しは正解ですね。